【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
「ママー!!」
あたしと桜が話していると心愛の声が聞こえた
心愛のほうへ顔を向けると心愛はアイスを持ちながらこっちへ走ってきた
心愛の口のまわりは愛すでベチャベチャだった
「だいすけおじちゃんにかってもらった!」
そうやって笑顔で心愛はあたしの前にちょこんと立った
「よかったね。お口の回りふこうねー」
あたしはバックからハンカチを取り出した
そのハンカチで心愛の口の回りをふいた
後ろから遅れて大ちゃんが来た
「っあーー!疲れた!!」
大ちゃんは息を切らしながら自分の膝に手をついた
「「大介(大ちゃん)年寄りくさ~」」
「くさ~~」
あたしと桜は見事に声がかぶった
心愛はあたしと桜に続いて笑顔でそういった
「うるせぇ!!」
大ちゃんは顔を真っ赤にしていった
あたしと桜と心愛はお腹が痛くなるくらい笑った