【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
その後15分ほど車に乗り突いた先は…
「…ん!?」
見覚えのある店だった
「…知ってる店でしたか?」
祐樹が不安そうにあたしの顔を覗き込む
「え…っとあのォ…」
いやいやいや!
知ってるも何もここは…
あたしは顔を引きつらせながら必死に笑顔をつくった
その瞬間、ドアから見覚えのある顔が出てきた
「…愛っ!?」
あたしは見事にその人物と目があった
「…知り合いですか?」
祐樹は状況が把握できない。という顔をしている
知り合いも何もここは…
あたしのイトコ。
大ちゃんの店なのだ