【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
「あ、そういえば桜ここで働き始めたんだ」
大ちゃんは少し顔を赤くしながら言った
「そろそろ来ると思うんだけどな…」
そしてその瞬間だ
「あれ!?先輩!?」
桜がやってきた
桜は驚きの表情を隠せないようだ
「お邪魔してまーす★」
あたしは笑顔で言った
「…次は誰ですか?」
「桜だよ。大ちゃんの彼女」
「…大介さんに彼女いたんですか!?」
祐樹は口をあんぐり開けている
「どいつもこいつも失礼だなぁ…!」
大ちゃんはさすがにイライラしてきたようだ
そうこうもめているうちに桜が仕事着に着替えてやってきた
「大介も仕事しなさいよ」
桜は大ちゃんの頭を叩いた
「…へいへい」
大ちゃんは納得いかなそうに仕事をし始めた
それから数時間大ちゃんの店で過ごし、あたしと祐樹は帰った