【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~

「かわいー!」



「これ…愛にあげるよ」



「いいの?」



「うん。愛のために買ったから」



祐樹は優しく微笑んだ



「ありがとう」



あたしはそう言って受けとった



「あ、駅ついたよ」



「送ってくれてありがとう」



「本当にここまででいいんですか?」



「うん。ありがとね」



あたしは車のドアに手をかけた



「これからも会ってくれるよね?」



祐樹は心配そうにあたしの目を見つめた



「もちろん。じゃあね」



あたしは笑顔で手を振り車から出ようとすると祐樹はあたしの腕をつかんだ



「…愛、オレ愛のこと好きだよ」



祐樹はあたしの目を見つめた



「…ゴメン。あたしは正直祐樹への気持ちわかんない」



あたしは祐樹の目をしっかり見つめた



「分かったよ…待ってもいい?」



「…うん」



あたしはそういい残し車から出た








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