【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~

祐樹…彼女いたのかな。



あたしがいつまでもズルズル引きずってたから?



祐樹はもうあたしの事なんて好きじゃない?



ねぇ拓海、



あたしね、恋に臆病になってたんだ。



また誰かを好きになってもドコかいっちゃうんじゃないかって。



不安だったの。



好きになれば好きになるほど失うのは怖くて。



だからあたし…人を好きになるの怖かったの。



店の駐車場に車を停めると同時にあたしの目から涙が出てきた



祐樹が女の人といてショックだった。



悲しかった。



あぁ…



あたしは…



いつのまにか祐樹の事を好きになってたんだね。



ねぇ祐樹



あたし祐樹の事好きだよ。



だから他の子なんて好きにならないで



あたしのコト好きでいてよ。



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