【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
「…あたしね祐樹が仕事場に来たときにドジな人だなって思った」
お茶ぶちまけてたね。
「…あんまり嬉しくないなぁ」
「…次の日本当に仕事場に来てくれたよね。嬉しかったんだよ」
キラキラした笑顔であたしを見つめてくれたね
「ありがとう…」
「外で待ってくれたのも嬉しかった。」
頭に雪を積もらせて鼻を真っ赤にしていたよね
「…あの時は寒かったなぁ」
祐樹は懐かしそうに目を閉じた
「…あたし祐樹に出会えてよかった」
きっと祐樹を初めて見たときからあたしは恋に落ちてたんだね
だって、
祐樹と過ごした時間をこんなに鮮明に覚えてる
「オレも愛に出会えてよかったよ」
祐樹は頬を真っ赤に染め笑顔を見せた
「…祐樹、あたし祐樹に彼女がいても祐樹が好き」
あたしは笑顔で祐樹に向けていった