【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
過去、現在。
「…そうなんだ」
勘違いして…バカみたい
…ていうか告白の返事もらってないし
「愛、美優のこと彼女だと思ったの?」
「…うん」
ていうか女の子と一緒に遊園地いってれば彼女だと思うでしょ…
「そっか…愛はオレの事がすきなんだよね?」
祐樹はキラキラした大きな瞳であたしの目をのぞいた
「…うん。大好き」
あたしは流れる涙を止めることが出来なかった
「…オレも愛のことが好きだよ。オレと付き合ってください」
祐樹は優しくあたしを抱きしめてくれた
背の高い祐樹の胸にあたしはすっぽりと埋まった
祐樹のとても速い心臓の音が聞こえる