【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
その後、あたし達はあたしの家に向かった
結婚の話をするためだ
あたしは心愛と一緒にリビングへ向かった
心愛には部屋にいてもらうことにした
祐樹には玄関で待ってもらった
「父さん、母さん、いいかな」
「どうした?」
父さんは熱そうなお茶をズズーと飲んだ
「大事な話があるの…会わせたい人がいるんだけど」
あたしは玄関の方をチラチラと除いた
父さんと母さんは目を合わせながら頷いた
「…分かった。連れて来い」
「うん。祐樹いいって!入ってきて」
あたしは玄関のほうへ叫んだ
祐樹は返事をし、入ってきた
「失礼します」
祐樹は深くお辞儀をした
「今日は愛さんとの事で話があり来ました」
祐樹はゆっくりと顔を上げ緊張の顔を見せた