アナタハシニマシタ２

返事に困った修は､優次に聞いてみる｡という旨を送った｡すぐに返事が来て､



『大丈夫です！いざとなったら警察に頼めばいいんです！』と完全に旅行ムードだ｡



仕事中の優次に連絡はできない｡探偵である以上､一緒の仕事以外は修からの連絡は出来ないのだ｡向こうから電話なりメールが来たときに相談することになった｡



自分一人の説得よりも同じ学校の人間がいた方が良いかもしれない｡



向こうが行く気になっている以上､観念した方がいい｡優次に相談しても笑って､連れていけ｡と言われそうな気がするし､交通費も必要経費で警察に頼むだろう｡



学校はどうするのか｡送信｡受信｡『二時間目まで受けてサボります！』



修はため息をついた｡なぜ二時間目までなのか｡おそらくは欠席はしたくないからだろう｡元々朝一に東京を発っても彼女が寝ていては意味がない｡昼過ぎに着けば起きているだろう｡



､一応宿泊の準備はしておくように｡送信｡受信｡『了解です！』



四日は金曜日｡一応予約が取れにくい日ではあるが､今のところ軽井沢近辺のホテルの宿泊状況はまだまだ余裕があった｡これなら当日でも大丈夫だろう｡