どくんどくん ~SPRING SNOW~
放課後、僕らは図書室に行くことにした。
行動派の僕なのか、単純なのか・・
勉強しなきゃって思って、思いついたのが図書室。
シーンと静まり返る図書室に、全部で10人くらいしかいない。
「ここにしよっか~?」
ひそひそ声で話すのがまたスリルがあってドキドキする。
勉強するために来たのに、このドキドキを楽しんでいる僕。
僕は、今日の宿題の英語の書き写しを始めた。
ユキは、英語の和訳をスラスラと解いていて、それを見て僕も頑張ろうって思えた。
「きれいな指だね。」
突然ユキが僕の指に触れる。
ドッキーン!!
「そうか?」
こらこら。せっかく勉強モードに切り替えた僕の気持ちが、違う方へ切り替わりそうになる。
僕は平常心を装ったが、心臓は激しく動き始めた。
また昨日の雰囲気が戻ってきてしまい、僕はさっきの決意を思い出す。
ユキは日記を書き始めた。
チラっと横目で見ると、昨日のカレンダーにハートが書いてあった。
日記にはどんなことが書いてあるんだろう。
『ハル大好き』とか書いてくれているのだろうか。
僕は、英語の辞書を探しに奥の本棚へ行った。
慣れてないのでなかなか見つけることができない僕はユキを呼んだ。
「ユキ!辞書ってどこ?」
ユキは、慣れた様子で辞書ばっかり置いてある棚に向かう。
「ここだよ!」
小声でささやくユキを、僕は抱きしめてしまった。
これは、自分でも予想外の行動だった。
行動派の僕なのか、単純なのか・・
勉強しなきゃって思って、思いついたのが図書室。
シーンと静まり返る図書室に、全部で10人くらいしかいない。
「ここにしよっか~?」
ひそひそ声で話すのがまたスリルがあってドキドキする。
勉強するために来たのに、このドキドキを楽しんでいる僕。
僕は、今日の宿題の英語の書き写しを始めた。
ユキは、英語の和訳をスラスラと解いていて、それを見て僕も頑張ろうって思えた。
「きれいな指だね。」
突然ユキが僕の指に触れる。
ドッキーン!!
「そうか?」
こらこら。せっかく勉強モードに切り替えた僕の気持ちが、違う方へ切り替わりそうになる。
僕は平常心を装ったが、心臓は激しく動き始めた。
また昨日の雰囲気が戻ってきてしまい、僕はさっきの決意を思い出す。
ユキは日記を書き始めた。
チラっと横目で見ると、昨日のカレンダーにハートが書いてあった。
日記にはどんなことが書いてあるんだろう。
『ハル大好き』とか書いてくれているのだろうか。
僕は、英語の辞書を探しに奥の本棚へ行った。
慣れてないのでなかなか見つけることができない僕はユキを呼んだ。
「ユキ!辞書ってどこ?」
ユキは、慣れた様子で辞書ばっかり置いてある棚に向かう。
「ここだよ!」
小声でささやくユキを、僕は抱きしめてしまった。
これは、自分でも予想外の行動だった。