どくんどくん ~SPRING SNOW~
もう、花見のちょうちんが明かりを灯してる。

くっついてキスをして、ユキが言った。

「私もう怖くないよ。ハルにだったらいいよ。準備できてるから。」

一瞬何のことかわからなかったが、すぐに理解できた。

「じゃあ、ここで・・・ってわけにもいかね~な。いきなり野外もないよな。」

「今まで待っててくれてありがとう。ほんとにごめんね。大好きだよ。」

僕は強く抱きしめた。



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