どくんどくん ~SPRING SNOW~
僕の落ち込みようはすさまじかった。
誰も僕にユキの話をしてこなかった。
僕にはそれが、よけいに辛かった。
まるで、最初からユキがいなかったかのように感じられた・・・。
ユキがいた時間が僕の心の中だけの楽園だったかのように・・・。
確かにユキはここにいた。
そして、これからもここにいるんだ。
僕は泣かなかった。
ユキに会うまでは泣かないでいようと思った。
誰も僕にユキの話をしてこなかった。
僕にはそれが、よけいに辛かった。
まるで、最初からユキがいなかったかのように感じられた・・・。
ユキがいた時間が僕の心の中だけの楽園だったかのように・・・。
確かにユキはここにいた。
そして、これからもここにいるんだ。
僕は泣かなかった。
ユキに会うまでは泣かないでいようと思った。