どくんどくん ~SPRING SNOW~
「実は、お前のクラスの春瀬さんに伝言がある。放課後に、わたり廊下で待ってるって伝えて欲しい。以上。」
自分で言ったセリフだけど、かっこつけすぎてて恥ずかしくなる。シンの反応が気になる。
「マジで~?お前らデキてんの?あんなマドンナ射止めたのかよ。でも、俺にとっても好都合かもな。俺、今春瀬さんの親友の吉田ユミって子が気になっててよぉ。」
安堵のため息をつく。友達と恋敵ってのは絶対に避けたいから。
「マジで??お前ならすぐ付き合えるんじゃねえ?僕は、まだまだ付き合うなんてレベルじゃないから・・。でも、今回の春瀬さんへの気持ちは真剣なんだよ。自分でもどうしていいかわかんねーくらい、好きだって思う。」
何恥ずかしいこと言ってんだ・・。恋をすると、みんな映画俳優みたいになるのか。
「そ~か、そ~かハル君!君もやっと大人になったんだね。数々の女を泣かせてきた君も本当の恋に出会ったか!」
シンは僕の頭に、げん骨をグリグリと押し当てながら、意味深な笑顔を浮かべる。
持つべきものは友だと、改めて感じる。
自分で言ったセリフだけど、かっこつけすぎてて恥ずかしくなる。シンの反応が気になる。
「マジで~?お前らデキてんの?あんなマドンナ射止めたのかよ。でも、俺にとっても好都合かもな。俺、今春瀬さんの親友の吉田ユミって子が気になっててよぉ。」
安堵のため息をつく。友達と恋敵ってのは絶対に避けたいから。
「マジで??お前ならすぐ付き合えるんじゃねえ?僕は、まだまだ付き合うなんてレベルじゃないから・・。でも、今回の春瀬さんへの気持ちは真剣なんだよ。自分でもどうしていいかわかんねーくらい、好きだって思う。」
何恥ずかしいこと言ってんだ・・。恋をすると、みんな映画俳優みたいになるのか。
「そ~か、そ~かハル君!君もやっと大人になったんだね。数々の女を泣かせてきた君も本当の恋に出会ったか!」
シンは僕の頭に、げん骨をグリグリと押し当てながら、意味深な笑顔を浮かべる。
持つべきものは友だと、改めて感じる。