どくんどくん ~SPRING SNOW~
「なんでもいいよ。ユキの好きなの選んでいいよ。」

結局、僕はユキが幸せそうに食べてくれるケーキならなんでもいいんだ。

「じゃあ・・・ん~モンブランでいい??」


一番奥のソファ席に案内された。

2人ごとに区切られていて、もし僕らが付き合っててもっと大人だったら、キスとかできちゃうようなそんな席。


「気持ちいいね~!あ~最高。」

そういってソファにもたれるユキ。

あまりにも、無防備に座るユキに僕はドキドキが激しくなるばかりだった。

だめだ、こんなはずじゃないだろう。

僕の気持ちは神聖なものなんだ。

このままじゃ、エロエロ星人になってしまう。

ユキのセリフがHな言葉に聞こえるようじゃ、僕はまだまだ子供だ。
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