どくんどくん ~SPRING SNOW~
ドーベルマンのせいなのか、ユキに会えるかもと思ってなのか、僕は激しく鼓動が鳴る。


その時、一人の50代くらいの女性が、ある家から飛び出してきた。

泣いているようだった。


そのおばさんは、僕の視線に気付いた。


涙をぬぐって、何もなかったかのように歩いて行った。

その家も、レンガ造りの大きな家だった。


その時、その家のベランダで・・・


あるものを発見した。


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