どくんどくん ~SPRING SNOW~
涙が出そうになる。
「それは違うよ。ハル君悪くない。僕が弱かっただけだよ。だって、もしハル君がいなかったら僕の人生もっと辛かった。何も楽しい思い出がなかった。僕の一番の思い出は、卒業式に撮ったハル君との写真なんだ。」
「小学校の卒業式?写真?」
「うん。卒業式、みんなは写真撮りあって、泣いたり笑ったりしてた。誰も僕とは写真を撮ってくれなかった。僕は一人で教室のすみっこにいた。そしたら、ハル君が僕に気付いてくれた。2人で写真撮ろうって。あの時の2人で撮った写真の僕の笑顔、すごく幸せな顔してるんだ。」
ゆうじの涙がこぼれた。
ズボンにポタポタと落ちる涙。
「これから、何か僕にできないかな・・。」
僕の質問にゆうじは答える。
「こうして、会いに来てくれるだけで僕すごく幸せ!」
なんて心の澄んだやつなんだ。
神様、どうかゆうじのこれからの人生を輝かせてください。
じゃあここで、とゆうじが言うから、公園で別れた。
僕はコンビニへ走った。
無我夢中で、とにかく走った。
「それは違うよ。ハル君悪くない。僕が弱かっただけだよ。だって、もしハル君がいなかったら僕の人生もっと辛かった。何も楽しい思い出がなかった。僕の一番の思い出は、卒業式に撮ったハル君との写真なんだ。」
「小学校の卒業式?写真?」
「うん。卒業式、みんなは写真撮りあって、泣いたり笑ったりしてた。誰も僕とは写真を撮ってくれなかった。僕は一人で教室のすみっこにいた。そしたら、ハル君が僕に気付いてくれた。2人で写真撮ろうって。あの時の2人で撮った写真の僕の笑顔、すごく幸せな顔してるんだ。」
ゆうじの涙がこぼれた。
ズボンにポタポタと落ちる涙。
「これから、何か僕にできないかな・・。」
僕の質問にゆうじは答える。
「こうして、会いに来てくれるだけで僕すごく幸せ!」
なんて心の澄んだやつなんだ。
神様、どうかゆうじのこれからの人生を輝かせてください。
じゃあここで、とゆうじが言うから、公園で別れた。
僕はコンビニへ走った。
無我夢中で、とにかく走った。