恋愛不器用


だからこそ、新しい道を作りたかった。
自分わ確かに存在していたよ、って示すために。



まぁ、そんなこと決めたって、何すればいいのかなんて全く分からないけども……




頭のなかでそんなことを考えながら、駅までの道を歩いていると、道路の真ん中に分厚い封筒が落ちていた。


「ん?なんだこりゃ?」

少し躊躇したけど、拾ってみた。

もってみた感触わ…重い。
中に何が入ってるんだろう??

開けちゃだめ。

さすがにそんなこと分かっていた。
だけど、今わ無性に新しいものをほしがっていた。


「っうーーーん。あけちゃえ!!」



欲望にわ勝てなかった。



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