あの日々をもう一度。
「そーいや秋。同窓会いくんか?」


「おう!なんか会いたくなってよ…お前達に。」


俺がそう言うと純はいきなり泣き出した。


「ちょっ純!?どうしたんだよ!?」


「だっでよぉ…お前いぎなりいなぐなるじぃ…寂しかったんだよぉ…。」


俺は昔の自分を呪った。誰にも言わず福井から出ていって。残される人のことは考えてなかった…。


「ごめんな…純。」


「いいんだよ…!また会えたしな!!」


純はニカッと笑うと手を挙げてじゃあなと走っていった。


俺はいい友達を持ったな…。
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