あの日々をもう一度。
純と別れてしばらく歩くと店に着いた。


母さんからもらったメモに書いてある食材を次々に買っていく。


メモを見るかぎり今日は肉じゃがらしい。


俺は買い物をさっさと済ませ店を出た。


「うーわっもう真っ暗じゃねーか。」


まだ六時だというのに外は真っ暗だった。


「あ…星…。」


空を見上げると満点の星空が広がっていた。


昔から星が好きだった俺はよく空を見上げていた。


なつかしい満点の星。なかなか東京では見られない。帰って来てよかったと改めて思った。
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