あの日々をもう一度。
「まぁ他人の色恋に興味はねーけどな。」


純はそう言うとまた教室内を探りはじめた。


「秋!!ちょっとこっち来て!!」


向こうで七瀬が手招きをしている。


俺が近付くと七瀬はある紙を出してきた。


「なんだよこれ。」


「え?何って手紙。」


出された紙を見ると『雷崎秋斗へ』と書いてある。


「誰からだよ。」


「昔のあんたからだよ。いやーきったない字だねー!」


「うるせーよバカ。」


出された手紙を開くと俺の字で文章が書かれている。
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