あの日々をもう一度。
俺達は文化祭まで放課後残って練習をすることにした。


「だーかーらー純!!お前が誘ったんだから真面目にしろや!!」


七瀬の怒声がとぶ。


当の純といえばカバンから宿題をとりだし一生懸命やっている。


「うるせぇ!!宿題中やろが!!」


「まだグループ名も決めてないやろーが!!」


七瀬が純から宿題を奪いとり自分の机に隠す。


「あー!!神瀬コノヤロー!!返せや!!」


純が七瀬の机に寄り宿題を奪い返そうとするが七瀬も取られまいと必死に抵抗する。


・・・このやり取りが毎日一時間は続いた。
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