あの日々をもう一度。
部活の人達に聞きながら俺は廊下を走り続けた。


「っはぁっ・・・七瀬どこ行ったんだよ・・・。」


正直会ってもなにを話したらいいのかは分からない。


だけど俺は後悔だけはもうしたくないから。


だから俺は走り続ける・・・七瀬を見つけるまで。


文化祭を成功させるために。そして七瀬に自分の気持ちを伝えるために。


誰もいない廊下を走っているとある教室から泣き声が聞こえた。


俺は深呼吸をして教室のドアを開けた。
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