あの日々をもう一度。
そして文化祭当日。


俺達は午後にある漫才の出番まで色々見てまわっていた。


俺は純と一緒にいた。


「なー秋ー七瀬とどうなったーん?」


「いやーもー分かんねーよ。俺、七瀬が一番なのによー。」


俺が言うといきなり純が笑った。


「なっなんだよ純!?」


「いやさーお前さー・・・やっぱなんでもねー。もうすぐ出番だし体育館行こうぜ!」


純はにやにやしたままだ。


「言いかけたなら言えよな!!」


純は笑いながらさっさと歩いて行くから俺はその純を急いで追いかけた。
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