【完】最期の嘘
まだ歌詞の入っていなく、龍治のラララ、とフレーズの音取りをされたブラスバンドのバックサウンドに合わせ、各々が音を作って行く。
「龍治、音が軽すぎる。」
プロデューサーに何度も注意され試行錯誤しながらレコーディングしていく。
普段は明るく、笑顔の絶えない暁メンバーだが、やはりプロであり妥協しないで仕事をこなす。
「なんかさー、今日礼治の音いいよね。」
龍治のギターレコーディング待ちの美恵が、ベースソロを考える礼治の方を指差しハイジに言う。
「あれじゃね?昨日のライブに触発されたからじゃん?」
ハイジの言葉に、美恵は成る程、と二回頷いた。
「龍治、音が軽すぎる。」
プロデューサーに何度も注意され試行錯誤しながらレコーディングしていく。
普段は明るく、笑顔の絶えない暁メンバーだが、やはりプロであり妥協しないで仕事をこなす。
「なんかさー、今日礼治の音いいよね。」
龍治のギターレコーディング待ちの美恵が、ベースソロを考える礼治の方を指差しハイジに言う。
「あれじゃね?昨日のライブに触発されたからじゃん?」
ハイジの言葉に、美恵は成る程、と二回頷いた。