愛し
麻矢と別れて、

歩いてあの場所に向かう。
















ついた。



「きれい…」


あまり人が来るような

場所ではなく、

ブランコだけが

ポツリとある公園。

そこに、たった一本

大きな桜の木が生えている。



幼稚園の頃、

おばあちゃんに

連れて来てもらった場所。
それから何度か

辛い思いをしたとき

何か新しいことがあったとき

気まぐれだけど、

なぜか、ここに足が進む。

落ち着けるからかな??

自分でも、わからないけど

ここに来たいって思う。



だから、私はここが

とても気にっている。

私だけの秘密の場所…


みたいなね。
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