愛し
「綺麗だよな…」



−?−

だれ??

声のする方に、

体をむけると



男の人が、ブランコに

乗っていた。


そして、立って私の元へ

歩いてくる。



「お前も…

ここ知ってんだな。」


彼は私の横に来て、

桜を眺めながら

私に話しかけて来た。

彼の横顔を見ると、

なんだか切なそうに

桜を見ていた…





「桜が散っていくと、

俺悲しくなる。」


「え?」


「なんちってな(笑)」



彼の笑顔には、

少し寂し気な笑みを

私に向けてきた…

なんで?

どうして、そんな笑みを

見せているの?


初めてあった私でも、

彼の表情に疑問が浮かぶ。
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