愛し
「名前なんつーの?」

「わたし?」

「おう。」

「相澤莉乃」



「莉乃っつーんだ」


コクンと頷く私に、

彼は優しく笑って

「いい名前だな」

って言ってくれた…


「あなたの…名前は?」

「ん…神崎漣」

「漣くん…」

「漣でいいよ。」

「漣」

「ん?」

「呼んだだけ」

「そか」


























漣。

あなたと話していると、

なぜか目の前にある

この桜の木をみたときみたいに


落ち着けます。


あなたは、私といるとき

何を感じますか?
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