蜜恋らぷりー
あか色はぴんく
「誰だって、甘い可愛い女の子になりたい」
そんな事を呑気に考えて毎日を生きている女子高在校のあたし、
矢崎 蜜空(やざき みく)。
恋愛はまだまだ早いってみんな言う。

あたしだってもう高校二年生だよ!?
もう17歳だよ!?
青春したいよ
恋したいよ

クリスマスには、イルミネーション見たり、誕生日にはお互い特別な事したり、記念日にはどこか出かけてみたり、
手繋いだり、ちゅーしたり、抱きしめあったり、その先の事だってきっとしてみたくなる。

そんな普通の恋がしたい!
だから、
見た目だって、化粧も薄くても可愛く見せる研究したり、
体型は…まあ、ぽちゃかもだけどさ!(―皿―)
ウエスト()にょい―ん→)(
↑こうならないかな(笑)

とにかく!
あたしはいつも好きになった人に
「子供っぽすぎて、つまんない」
って言われて振られた。
そう。付き合ったコトなんか一度もない!
いつも振られる一方。


友達はみんな彼氏が出来て、
エッチしただの(聞いてないのにイチイチ報告される)
キスしただの(え?嫌がらせ?)
デートしただの(ねえ、嫌がらせか?)

「ねえ蜜空隣の学校の男子と合コン行かない?」

親友の伊東志望(いとうしほ)
が言う。

「どうせハズレって言われるから、やっ」

お決まりの台詞。

(見た目まあまあ。中身幼い。ハズレ)


聞き飽きた。
だから合コン嫌い(―〇―〃


お前らがハズレだ
バカヤロー!:〇:

「行こうよ!蜜空の写メみしたら可愛いってゆってた人いるんだよ?だから行こっ」









単純なあたしは
二時間後、待ち合わせの池袋のカラオケボックスの前にいた。


「志望ちゃん!待ったあ?」

< 1 / 12 >

この作品をシェア

pagetop