and I love you
美香が弁当を作って、走って俺のところに来る。




「今日、一緒に屋上でお弁当食べよ??」



俺は小さくうなずいて、弁当を受け取った。



俺と美香が同じ通学路を使うのは久しぶりだ。



中学のころ以来かな??




「美香、後ろ、乗る?」



「うん!!あ、でもやっぱいいや。」



なんで、と聞くと美香は言った。



「私、重いし…」



「はぁ?」



頬を赤く染めて言う美香はかわいかった。



「平気だっつーの!美香の重さくらい知ってるから。」



「はぁ!?」



美香を抱え上げ、自転車の荷台に乗せた。




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