and I love you
猛スピードで下る坂道はいつもより気持ちがよかった。



「うわぁ!早いってミサ!!」



「平気だって。」



俺はかまわずスピードを上げた。



美香の髪が風邪にたなびいている。




あっという間の登校だった。



「んじゃ、また昼休み。」



美香は優しく手を振った。



幸せな日々が続くと思ってた。



でも、それは悲劇の始まりだったんだ。




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