and I love you
それに…あんなに短いスカートをはいてたら、痴漢にもあいかねない…



俺の頭の中はそのことだけだった。



気がつけば学校からすぐそこにあるコンビニの前にいた。



どうやって登校してるんだろ…



授業中もそのことばかり。



「ねぇ、今日のミサ、変じゃなぁい?」



猫みたいな声を出してよってくる女の声なんか耳に入ってない。




「ねぇ、ミサ、聞いてる??」



「ん。聞いてる。」




その声で俺の名前を呼ぶんじゃねぇ!!、と叫びたかった。




今日も下校時、何人かの知らない女に声をかけられた。



が、俺はもうそれどころじゃなかった。



「おかえり。」



家に帰ると、珍しく女を連れてこなかったので母さんが不思議そうな目で俺を見た。



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