and I love you
階段を上がると、夕飯を食べるために部屋から出てきた美香にあった。



顔をあわせると、




「毎日毎日…そんなに遊ぶ人がいて…疲れない??」




そういったあと、美香はフイっとそっぽを向いて階段を下りていった。



その瞬間に香った美香の香り。



美香が使っているシャンプーの香り。




俺は、親父が風呂に入る前に先に入ろうと思った。




湯船につかるなり、美香の香りが漂う。



美香の風呂の後だと思うと、気が遠くなる。




やさしく…甘い香り。




俺の大好きな香り。




そのお湯までも誰にも触られないように、全部飲み込んでしまいたいと思う。




時々、自分が変態に思えることがある。



美香は俺のこと変態だと思ってるだろうけど。







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