and I love you
「うっわ~ありえないよ!」



「はぁ!!ありえてるんですけど!!」



私と友人がじゃれあっていると、誰かと肩がぶつかった。



私の手に持っていた荷物がバサバサと落ちる。




「あ、すいませ…」



頭を下げ、ゆっくり上げると、そこには今話題になった宮内先輩の姿だった。



「あ…」



「君、五月女さんだよね??」



「は、はい!!」



自分でも驚くくらいの大声だった。




「美香…ちゃん??」


「あ、はい、五月女美香です!!」



先輩は、ゆっくりと私の落とした荷物を集めた。



「噂どおりかわいいね」



「いえ、そんなことないです!!」




先輩は、気をつけて歩いてね、と微笑んでから去ってしまった。


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