and I love you
人にはあんなにきれいなオーラを持つ人がいるんだ。



まぁ、私はオーラは見えないけど。



「うっわぁ!!美香ずるい!!」



私の一番の親友、柳田リン(やなぎだ りん)がいった。



「いいでしょ??」



「うっわ、ウザイですね~」



ふざけた私は、照れ隠しをしていた。



あんなに優しく、一言一言口から出てくる文字をきれいに言える人は少ないと思う。



そして、細くでもどこかしっかりした手。


スラっとした長い足。



校内でも有名と言う意味がわかった気がする。



一気に心が揺れ動いた。



それから、先輩と廊下で挨拶を交わすようになり、時には先輩が休み時間に、私の教室を訪れて会話をすることもあった。



優しい笑顔が大好きだった。



顔をしわくちゃにして幸せそうに笑う笑顔が。



そして、私に幸せな出来事が起きた。









LIKEの気持ち ~美香side~ END
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