and I love you
先輩が、まいったな、と言うような顔で頭をかいた。



「美香ちゃん、今まで何人に告白された??」



「え…っと……」



「数え切れないだろ??」


 
「はい…」



「そういうこと。」







どういうこと??



「じゃあ帰ろっか。」


先輩は一方的に手を握り、歩き出した。




「美香ちゃんは電車通学だよね??」



「はい、弟は自転車なんですけどね。」



「ふうん…」



先輩は明らかに不機嫌そうな表情をした。




私にはよく理由がわからなかった。







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