and I love you
前にミサに襲われたときのことが鮮明に浮かんでくる。



「どうしたの??」


「いえ、なんでもないです。」




先輩に余計な心配をかけたくない。




「先輩は、ほかの呼び方してくれないんですか??」



「んー、俺は美香ちゃんって呼んだ方がしっくりくるなぁ☆」



キツクつないだ手が汗ばんでくる。



「すいません先輩…私、手汗やばいです。」



先輩は噴きだして笑った。




「ははは!美香ちゃん正直だね☆」



「え…??」



「今まで俺が付き合った人の中で一番正直だよ。」



昔の彼女の話をする先輩が少しいやだった。



元カノに嫉妬している自分がいた。




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