and I love you
「前の彼女、すごい汗かいてんのにずっと我慢して何も言わねぇの!!やっぱり正直に話せないその子とはすぐ別れちゃったけどね。」



「先輩…」


「ん?」



「もう、いいです。」




先輩は間抜けな顔をして私を見ている。



「元カノの話、もういいです。」



先輩は微笑んでいった。



「もしかして、嫉妬してくれてる??」



「そんなことないです!!」



電車のドアの窓に移った自分の顔は真っ赤だった。




  



先輩は、私が降りる一個前の駅が家だけど、私の家まで送ってくれた。



ミサの部屋の窓からはやらしいシルエットが浮かんでいた。




「ありがとうございました。」



「ううん、明日…一緒に行かない??」





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