and I love you
目を開けると、目の前にはいつもの真っ白な天井が目に入る。



スッと体を起こすと、体に10キロのおもりがくっついてるくらいに重かった。



体もそうだけど…気持ちも。



今日もきっと美香は俺を起こしてくれないだろう。


おれはこのまま…誰にも愛されないのか??


_____




_________



「こんにちは。」



「??」



僕の目の前にいるのは、はたして誰??



「私、美香。3歳。」



「僕ミサ。3歳。」



僕たち二人はずっと一緒に笑っていた。



「僕のお父さんとお母さんは?」



僕の問いには誰も答えてくれない。



「とお~い、ところに行ってしまったの。」


これからは私たちがずっと一緒よ、と美香の母さんは言った。





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