and I love you
誰も目が笑っていなかった。



奥のほうでは、かわいそう、とでも思っているんだ。



「うん、ずっと一緒ね!!」



僕は笑ってそういった。


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目を開けると、いつもの白い天井____



懐かしい夢を見た。


昔の夢だ。



俺がこの家の家族になった日。



俺の両親よく仕事で出張に行く人たちだった。



そのたび、母さんのいとこである美香の家に預からせられた。



美香の母さんと、俺の母さんはいとこだった。



とても仲がよく、よく姉妹と間違えられていた。




でもある日、いつもどおり美香の家にお邪魔していたとき…



今思えば残酷すぎた。




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