and I love you
足がふかふかのカーペットに沈む。



「寝てるのか…」



このままミサの唇を奪いたいという衝動が脳裏をよぎった。



少しずつミサへと近づく私を自分じゃ止められない。




私はそのままミサの上に倒れこんだ。



_____




_________




目を開けると、毎朝見るいつもの光景が目に入った。



横を見ると元気そうなミサの姿。



「ミサ…??大丈夫なの??」



「うん、美香寝てろよ。」



体を起こそうとする私をミサは抑えた。



「ごめん…風邪、うつっちゃうからもういいよ??」



「うつっちゃうって…俺がうつしたんだよ。」




ミサの目が悲しそうだった。







< 77 / 116 >

この作品をシェア

pagetop