and I love you
「なぁ美香??」



「ん??」



声を出すのがやっと。


カブトムシくらいの声で返事をする。



「おぼえてる??俺たちが初めてあったときのこと。」



「…」



私は無言のまま首を横にふった。



「覚えてるわけ…ないよ。」



そう、私たちが初めてあったのは、うまれて一年もたたないうちだったから。




「小さいころは…私のほうが大きかったのにね。」



「…うん」



「いつの間にかミサのほうが大きくなってた…よ…ケホッケホッ…」




ミサが優しく私の背中をさする。



「そうだな。いつも俺は美香にバカにされてた。」



「うん…」




久しぶりにまともに会話したかも。





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