ラブハンター
メールとか面倒だから返さない。



すると、電話がくる。



「何だよ…」

「今日は好きになりました?」

「毎日それ言って飽きない?」

「はい」

「バカだね、白咲」

「先輩、今お家?」

「ん~、家」

「ピンポーン」



はぁ!?



白咲の声と同時に鳴った家のインターホン。



この前は急な雨だったから仕方なく連れてきた。



マジで来た…。



玄関を開けるとニコニコしてる白咲。



「入れねぇよ」

「せっかく来たのにぃ…。あっ!!女物の靴…」

「違う、悠大の客」

「う"ぅぅぅ~…。どうやったら好きになってくれますか…」



俺は好きになるつもりねぇもん。



まぁ、白咲はカワイイけど。



来てしまったので仕方なく部屋に入れると、CDを漁り始めた。



「聞いてるのもチャラい…」

「触るなっての」

「先輩の彼女になれたのに。カップルらしいこと、何もしてないです…」

「は?ヤりてぇの?」

「なんでそうなるんですかぁ~…。お出かけしたり、休みの日にデートしたいです」



笑える~。



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