ラブハンター
そう思ったのに、白咲は全く動じなかった。



「そんな気がしてたんで」

「わかる?浮気」

「だからどうかしました?別にいいです。先輩はあたしのこと好きじゃないし」

「どうすりゃ嫌うんだよ」

「一時的なものじゃないので。明日、放課後デートしましょう」

「ヤダよ」

「約束です!!じゃあ、おやすみなさい!!」



切られた…。



マジでめげないねぇ~…。



俺なんかのどこがいいのか知らないけど。



ため息をついた後、メシを食って寝た。



次の日は本当に放課後デートをしなきゃいけないのかと1日中考えた。



悩んだ結果、バックレ決定。



早く帰ろうと、下駄箱な向かった時。



「残念でしたね、先輩」



待ち伏せかよぉ~…。



2年の下駄箱で注目を浴びてる白咲にまたため息。



「どこ行きます?」

「どこにも行かね…顔赤くね?」

「赤くないです」



心なしか目も潤んでて…。



具合悪そ~…。



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