ラブハンター
その頑張りに気づいて、嬉しくて。



ルカが読んでいた小説を取り上げた。



「ちょっ、なにっ」

「シたい」

「はい…?」

「エロいこと」

「カラダが…ほら、ね?」

「痛くねぇもん。治った」

「まだだって言われたでしょ…」



俺だって年頃なんですけど。



って、まだキスすらしてないんですがね。



拗ねてやる…。



「あたしが…すればいいの?」

「は!?」

「悠…大っ、動けない…じゃん…」

「なに言ってんの…?」

「ヤダっ、ごめん…」



ルカ、ごめん…。



レベルが違いすぎる…。



レオ先輩、あんたなにしてくれてたんだよ!!



なんだかうまくいかねぇなぁ~…。



「ごめん…。あたし、感覚おかしいのかな…」

「いいよ、別に。ルカがエロいの、大歓迎」

「ウソだ…。ってかエロくないからね!!」

「あははっ!!いつものルカだ」

「レオが…ね?あたしは他には行けないって…言ってた…」

「どんな意味で?」

「カラダ…かな…」



最悪…。



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