ラブハンター
ケントさんは怖いけど、なんだかんだ楽しい。



そんな3人の帰り道。



「深山~!!」

「オイ、抱きつくな」

「遊べよ、俺と!!」



酒臭いレオ先輩に偶然出くわしてしまった。



もう関わらないつもりでいたのに…。



「あれ?陽じゃん。知り合い?」

「レオ先輩こそケントと知り合いなんスか!?」



陽は俺の服を引っ張り、さりげなく後ろに追いやった。



そんな陽の努力もむなしく…。



「ん…?あぁぁぁっ!!」

「どーも…」

「お前嫌い。確か…悠…大!!」



な、なにも言えねぇ…。



俺、またやられる?



もうヤダ…。



「上条、絡むな」

「うっせぇ、深山のくせに」

「もう遊んでやんねぇ」

「それはダメ。俺の生き甲斐。ってか~、ルカ元気?」



それは俺に聞いてる?



って、俺しかいねぇか…。



「元気です…」

「そう、そうですか。ならいいや。いや、よくねぇ。ルカとヤりてぇ」



困った人なんですね。



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