ラブハンター
ケント
【ケント】
なんなんだ、アイツ。
陽の頭の上に花が咲いてる…。
引きこもってたと思えば、今度はニヤニヤしながらボーッとしてる。
気持ちわりぃヤツ…。
「陽、気持ち悪い」
「おかえり、悠ちゃん」
「なんかいいことあった?」
「教えないニャ~」
俺の猫を抱っこして、潰しそうなくらいギュッと…。
死ぬからやめろ。
ガツンとゲンコツ。
「俺んだ」
「ジョーはみんなの猫だ」
「勝手に名前つけてんじゃねぇ」
猫は猫だろ。
まず、命名権はお前にない。
「えっ、コイツってナターシャじゃなかったんスか?」
「センスなさすぎんだろ。誰がそんな名前…」
「よっさん」
「猫はオスだ」
「でも名前くらい付けてやんなきゃ可哀想ですよ」
悠大にそう言われ、悩んだけどなにも浮かばない。
寝る前、若菜に電話で相談した。
「マルチネス」
「は…?」
「正確には、マルチネス・アンダーソン3世ですよ」
「お前まで勝手に…」
「面倒だから心の中でマルちゃんって呼んでましたけど」
変な名前つけやがって。
なんなんだ、アイツ。
陽の頭の上に花が咲いてる…。
引きこもってたと思えば、今度はニヤニヤしながらボーッとしてる。
気持ちわりぃヤツ…。
「陽、気持ち悪い」
「おかえり、悠ちゃん」
「なんかいいことあった?」
「教えないニャ~」
俺の猫を抱っこして、潰しそうなくらいギュッと…。
死ぬからやめろ。
ガツンとゲンコツ。
「俺んだ」
「ジョーはみんなの猫だ」
「勝手に名前つけてんじゃねぇ」
猫は猫だろ。
まず、命名権はお前にない。
「えっ、コイツってナターシャじゃなかったんスか?」
「センスなさすぎんだろ。誰がそんな名前…」
「よっさん」
「猫はオスだ」
「でも名前くらい付けてやんなきゃ可哀想ですよ」
悠大にそう言われ、悩んだけどなにも浮かばない。
寝る前、若菜に電話で相談した。
「マルチネス」
「は…?」
「正確には、マルチネス・アンダーソン3世ですよ」
「お前まで勝手に…」
「面倒だから心の中でマルちゃんって呼んでましたけど」
変な名前つけやがって。