ラブハンター
そんな陽が、次の日は女連れで帰宅。



家の中に入っても手を繋いでいるこのふたり…。



「あっ、お邪魔します!!」



若菜と五分の小ささ…。



雰囲気は似てるけど、タイプが違う。



若菜はキレイ系の顔だけど、陽の女はカワイイ系だ。



「ケント、どっか行く?」

「よっさんとこ」

「マジか。しばらく帰んないよな、それ」

「メシいらねぇ」

「わかったぁ~」



嬉しそうにしやがって。



エロいことしか考えてねぇのか、陽は。



「悠大帰るだろ」

「斎藤と病院寄って、メシ食ってくるんだってぇ~」

「尚道はバイトだな」

「マジでゆっくりして来いよ?」



コイツら、家にふたりきりか。



俺が若菜と同じ状況になったら…なにするんだ!?



って、そういうことはまだ早い。



キスだって1回しかしてないんだ。



「スミレ、部屋行くよ」

「はぁい!!」



うまくいってんじゃん。



陽が引きこもった原因はわからないけど。



< 166 / 340 >

この作品をシェア

pagetop