ラブハンター
アレは少なからず気を使うからやめてほしい。



陽の部屋から笑い声が聞こえ、ホッとしてから家を出た。



よっさんの会社に行くと、迎えてくれたのはお疲れモードのよっさん。



毎回俺の仕事にはついてくる。



「疲れてんなら休んどけば?俺ならひとりで平気」

「お言葉に甘えて…」



俺の仕事中、よっさんはマジ寝。



俺はよっさんを裏切らないように頑張る。



「お疲れです」

「お疲れさま~。社長、起きないけど…」

「そのうち連れて帰るんで」



私服に着替えて、しばらくよっさんのそばにいた。



寝かせてやらなきゃいけないと思ったから…。



「んなぁ!?何時!?」

「夜」

「マジか…、って、終わってんじゃん」

「死んだように寝てたな」

「5時間くらい寝てんじゃん!!おはよ。メシ行くか」



久しぶりのよっさんとのメシ。



これは毎回の恒例。



今日は焼き肉だ。



「いっぱい食え」

「食う」

「で、お前は最近落ち着いてんの?」

「ん」



幸せだし。



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