ラブハンター
まずは杏里とのデートですから。



しかもそれが明日。



「よっさんの車借りるから」

「ぶつけんなよ?」

「反射神経とかはいいんだけどなぁ~…」

「何の話だよ」



車庫に3台ほどあるよっさんの車。



1台はよっさんが主に乗ってる左ハンドルの乗用車。



もう1台は8人乗りのワンボックス。



そして、会社の車らしい国産の乗用車がある。



ので、ワンボックスを借りる。



友達と出かけると言ったら、快く貸してくれた。



まず、4歳の子と関わったことがない俺。



怖がられないかとか、喋ってくれるかって心配ばかりしてる。



「尚さん、まさかのデートですか?」

「ブッ!!ちげぇから…」

「クソつまらない男だ」



悠大、お前をカワイイと思った俺がバカだった…。



コイツのたまに撃ち込まれる毒舌はどうにかならないものか…。



悪気がないから憎めないっ!!



「尚く~ん…、合宿行きたくないよぉ~…」

「まだ言ってんのかよ。諦めな」



みんな、本当に楽しそうだ。



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