ラブハンター
次の日、ヒマな俺は悠大に誘われて公園にやってきた。



「すげー!!今のどうやんの!?」



チャラ男、陽と一緒に悠大のダンスを眺める。



嬉しそうに踊る悠大はかなりアクロバティックで。



ブレイクダンスって、生で初めて見た…。



「俺もやる!!」

「マジで?誰かと一緒とか、なんか照れるけど」

「教えろ!!」

「尚さんもやります?」



羨ましい。



そんなに動けるお前たちが。



「わりぃ、カラダの都合で無理っぽい」

「どっか悪いんスか?」

「ははっ!!俺、リズム感ねぇから!!」

「んじゃ、見ててくださいね~」



見てるだけのもどかしさはもう何度も味わった。



だけど、楽しそうな悠大と陽を見てたら少しだけ俺も嬉しくて。



俺もそんな顔がしてみたい。



新しい何かを探そう。



俺も、悠大みてぇに笑えたら…少しは人生がマシになるかもしれない。



「ダンス楽しいな、悠大!!」



うん、新しいこと、探してみよう。



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